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『建築MAP東京・2』

2003年9月13日(土)03:14きとら[Books, Shimane]

久しぶりに学校の書籍部に立ち寄る機会があったので、立ち読みしたり本を買ってきたりしました。
故・手塚治虫氏の著作に出てきた動植物を網羅した『手塚治虫博物館』とか、岩合光昭の『ニッポンの猫』を立ち読みしつつも、購入したのは『建築MAP東京・2』(TOTO出版)。

90年代以降に建てられた東京の主要な建築を地図つきで掲載してます。高層ビルだけでなく個人の小さな住宅まで載せているのが面白いですね。図版が小さく説明も簡素なのが残念ですけど、これには、街に出て実際に観察してほしいという編者の意図が込められているようです…がやっぱり残念。説明文はあくまでもニュートラル。ところどころで挿入される短評もけっこう面白いかも。建築の好きな人なら持ってて当たり前なのかもしれないんですが、きとらは建築に関してはもうド素人なもので…。

ところで、菊竹清訓 という建築家が気になってます。
日本を代表する建築家のひとり…らしいんですが、彼の関わった近年の建築をざっと見てみると、両国の「江戸東京博物館」とか九段の「昭和館」とか上野の「ソフィテル東京」とか、一目見て「えっ…?」と戸惑うようなものが多いんですよ。なんというか、言葉では説明しづらいんですが、景観との調和を明らかに無視しているような、バブル期だし金が余ってるからでっかくしちゃいましたというような。江戸東京博物館なんかは一部で「宇宙船」とか言われてるようだし…ごにょごにょ
しかし、この菊竹氏は一方で、さすがと言わせるような建築も手がけてるんです。例えばわが郷土の「島根県立美術館」。氏の設計だと知ったのはずいぶん後のことになるんですが、郷土びいきを差し引いても、素人目から見ても、見事だなぁとうならせるようなフォルム。(もし水郷・松江に寄った折にはぜひ訪ねてみてくださ~い(笑))

とまぁ、そんな国内外のさまざまな建築家が競い合うメトロポリス・東京の建築を見つめ直すための初歩的なガイドブックとして、本書は活用できると思います。

でもやっぱり電線は日本全国で地中化すべきだよ、景観が台無しだよ(´・ω・`)