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2004年5月11日 のアーカイブ

『<民主>と<愛国>』/『倫理21』

2004年5月11日(火)23:10きとら[Books]

ふと気づいてみると、長いこと延滞しちゃってました(汗) と言っても巷で話題の国民年金のことじゃないです。学生なんで支払いは猶予してもらってますので…。

ISBN:4788508192延滞していたのは、日本史学界のサラブレッドである小熊英二の『<民主>と<愛国>』。ヒマな時に少しずつ読んでいこっかな~なんていう甘い考えが大きな間違いでした…。
この本の何がスゴいかというと、まず あわや1000ページの大台に乗りかねないほどのぶ厚さ! プロレスでタウンページを凶器に使うシーンを羽生生純あたりが漫画で書いてたのを小さい頃に読んだ気がするんだけど、何せこっちはハードカバー。持っているだけで知性のオーラが出現するという副次効果つき! 凶器にはもってこいですぞ奥さんッ!

いやこういう話がしたいんじゃないんですよ。戦後から間もない混沌とした時代の、混沌とした文壇、思想界、右翼・左翼の緊張感やダイナミズムをリアルに感じることができる名著です。いかに「戦後思想」なるものが遡及的に形作られたのか、いかに僕たちがそのステロタイプにとらわれて知ったかぶっていたのかをも指摘されているようで、歴史を勉強してきた人間にとっては ちょっと不面目(´`;)